見沼焼き

見沼焼きとは、地元さいたま市の「見沼粘土」と「見沼釉薬」を使用した焼き物です。
むさしのくらふとでは、地元さいたまの焼き物として見沼焼きを興し研究しております。

原料(粘土と釉薬)について

見沼粘土・・・さいたま市の見沼田んぼ付近(芝原や三室)から採取した粘土
採取した原土から不純物を取りのぞき、硬さを調節して使用

見沼釉薬・・・低地沖積層土と見沼の雑木を燃やした灰・見沼のわらを燃やした灰

採取地層について(約1万5千年~10万年前の地層)

  1. 大宮台地洪積層 素地使用→見沼粘土
     崖の斜面の関東ローム層の下部分にある白っぽい色に見える粘土層
  2. 低地沖積層 釉薬に使用→見沼釉薬
     芝川の川底深くに堆積した泥層

成形について

  1. 原土のみの成形は小物程度なら可能
  2. 乾燥と焼成時に割れる事が多い
  3. ろくろ、手びねりで成形可能
  4. 一般的には数割他の土を混ぜて使用

焼成について

  1. 焼成温度は原土のみでも1250度以上の耐火性あり